法を超えた補償を行う―東山紀之氏がそう宣言してから約半年。旧ジャニーズが着々と再始動を進める一方で、その陰には憤る人たちがいる。故ジャニー喜多川氏から中学時代に性加害を受けたAさん(60代)は、現SMILE-UP.社との面談の結果、「補償はなし」と結論付けられた。
前編記事『【独自】〈東山社長の会見は、結局ウソだった〉旧ジャニーズ「性加害」を受けた男性が悲痛の告白「補償も受けられず…」』では、衝撃の面談の内容などを報じているが、当時具体的には何が起こっていたのか。さらに詳しく記す。
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「『ペロペロキャンディ』されなかった?」
「合宿所には毛布が積んであるのですが、そのうち何枚かは、ところどころパリパリになっているんです。子供心にも『性行為のあとだ』とわかりました」(Aさん)
そして入所から数日後、Aさんも性被害に遭った。
寝ていたらいきなり下半身をまさぐられ、目を覚ますとジャニー氏が手でAさんの下半身を弄んでいる。気持ち悪さがこみ上げたが中学生の身体は反応し、ジャニー氏の手で射精してしまった。
次の夜もジャニー氏が訪れ、今度は口でAさんの下半身を弄んだ。その時、他の少年からこう聞かれたことを思い出した。
「ねえ、ジャニーさんに『ペロペロキャンディ』されなかった?」
あのとき聞いた口淫をされようとしている。驚いたAさんが別の部屋に逃げると、翌朝からジャニー氏の表情が一変したという。
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