フジテレビは18日、女優の永野芽郁が主演の連続ドラマ「君が心をくれたから」(月曜・後9時)の撮影が終了したことを報告した。
同作は、永野演じる26歳の主人公・逢原雨(あいはら・あめ)が、かつて心を通わせた28歳の男性、朝野太陽(山田裕貴)のために自分の“心”を差し出す宿命を背負うことから始まる、“過酷な奇跡”が引き起こすファンタジーラブストーリー。
まず撮影を終えたのは、太陽役の山田。高校でのシーンでクランクアップすると、「朝野太陽役、山田裕貴さんオールアップです!」の声と共にスタッフ一同から拍手が起こり、松山監督から花束が手渡された。山田は「昨今、悲しい出来事がたくさん起きている中で、『心って本当に大事だな』と感じていました。そんな時、これほどまでに『善き心の大切さ』を考えさせてくれるドラマに参加できてうれしかったです。僕はこういうドラマがやりたくて俳優をやっているんだと再確認できましたし、『本番!』のかけ声で、スタッフの皆さんがグッと集中してくれるこの現場の雰囲気がすごく好きでした。こんなに毎話毎話泣いているドラマはこの先絶対ないんじゃないかと思います」と撮影を振り返った。
ドラマについては「僕はこの作品が大好きだし、『この作品を見て心が動かない人はいない!』って思いながら演じていました」と思いを明かす。「芽郁ちゃんの演じる雨が、僕をどれだけ太陽でいさせてくれたことか…本当にありがとう。雨ちゃんの心をいっぱいもらって、最後まで僕も太陽として心をこめることができました」と感謝を伝え、温かな拍手に包まれてクランクアップした。
そして雨役を演じた主演の永野は、水辺にある公園のシーンで撮影終了。雨として演じる最後の時間を終えると、スタッフから「このシーンをもちまして、主演・逢原雨役、永野さんオールアップです!」の声が上がり、現場は大きな拍手に包まれた。松山監督から花束が渡されると、これまでの緊張から解放されたのか、ホッとしたような笑顔が広がった。永野は「お疲れ様でした!何度か(撮影が)終わらないんじゃないかって思うような瞬間が、きっと皆さんにもあったと思います(笑い)。でも、最後まで諦めることなく、自分の役と、それぞれの登場人物の人生と向き合えたことを本当に誇りに思います」と、“五感を失う”という難しい役を演じ切ったことへの思いを話した。
永野は、撮影に入る前は「孤独を感じながら過ごす時間が多くなるんじゃないかと覚悟していました」と不安に思っていたそう。しかし撮影現場の雰囲気に救われることも多かったようで「皆さんが本当に愛情深くて、こんなにも笑って過ごせる現場を作ってくれたことに感謝しています」と、共演者やスタッフたちへの感謝を伝えた。
最後に永野は「私はこの作品と出会えたこと、そして今の自分がこの役と向き合えたことをこれからの自信に変えて、日々頑張っていきたいと思います。ありがとうございました!」とあいさつし、“月9”初主演作を笑顔で終えた。
最終回は18日午後9時から放送される。
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