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読売演劇大賞の演出家・藤田俊太郎さん「今度は僕が光を当てる番になりたい」…驚きと喜び語る - 読売新聞オンライン

 第31回読売演劇大賞(読売新聞社主催、日本テレビ放送網後援)の贈賞式が27日、高円宮妃久子さまをお迎えして東京都千代田区の帝国ホテルで行われた。

 老川祥一・読売新聞グループ本社代表取締役会長・主筆代理が「31回目は新たな30年に向けてのスタート。一つの時代の終わりを感じるとともに、次々と新たな世代が独特の手法で希望や再生というメッセージを届けてくれた」とあいさつ。久子さまは冒頭、能登半島地震での被災者へお見舞いの言葉を述べ、「舞台とは、非常にはかない世界。役者と観客、スタッフ全員で共有する思い出であり、記憶にのみ残る。受賞された皆様には一層躍進していただきたい」と受賞者に賛辞を贈られた。

 この日発表された大賞は、最優秀演出家賞の藤田俊太郎さんで、佐藤忠良氏制作のブロンズ像「 蒼穹そうきゅう 」と、副賞200万円が贈られた。

 藤田さんは「驚きと同時にとてもうれしく思います。今まで本当にたくさんの方に光を当てていただきました。これからもたくさんの演劇人や、演劇を志す若きクリエイターと良い仕事をして、今度は僕が光を当てる番になりたいです」と喜びを語った。

 最優秀作品賞は「人魂を届けに」(イキウメ)、同男優賞は山西惇さん、同女優賞は池谷のぶえさん、同スタッフ賞は松井るみさん、杉村春子賞(新人賞)は清原果耶さん、芸術栄誉賞は松本白鸚さん、選考委員特別賞は中村芝のぶさん。それぞれにブロンズ像と副賞100万円が贈呈された。

 また、2019年の贈賞式以来、5年ぶりに祝賀パーティーを実施した。

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