第73期ALSOK杯王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)を4連勝で防衛、3連覇を果たした藤井聡太王将(21)は8日夜、東京都立川市で記者会見に臨んだ。タイトル戦で敵なしの20連覇となり、大山康晴十五世名人の持つ19連覇を塗り替える新記録を達成したことに「意識してもなかなか目指せるものでもないので光栄。苦しいシリーズも少なからずあった中でこの結果を残せたのは幸運もあった」と振り返った。
2020年の棋聖戦で初タイトルを獲得してから成長した部分について「序盤のいろいろな形に対応する力が少しずつ付いてきた」と語る一方、「考えていても判断がつかない局面も少なからずある」と課題も挙げた。
昨年11月に竜王防衛を果たしてから王将戦開幕まで、公式戦は3局しかなかった藤井王将。「その間に…
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