2024年5月17日、TOHOシネマズ六本木にて、映画『碁盤斬り』公開初日舞台挨拶が行われ、草彅剛、清原果耶、中川大志、市村正親、國村隼、白石和彌監督が登壇。公開初日を迎えた想いや、本作にちなんで、白黒ハッキリさせたいことや譲れないものをそれぞれ明かした。
舞台挨拶【完全】レポート
■最初のあいさつ
草彅剛(柳田格之進 役)
皆さん、今日はありがとうございます!
‐映画の中の草彅さんとはぜんぜん違う雰囲気で(笑)
草彅剛
皆さん、今ご覧になられたばかりで、楽しんでいただけましたか?
(会場拍手)
草彅剛
ありがとうございます。
今日はお日柄もよく、天気になったのが一番良かったなと。皆さんが少しでも劇場に足を運びやすい天気になって、お天道様も味方してくれているのかなと思って嬉しい限りでございます。
本日は短い時間なんですけど、楽しんでいってください。よろしくお願いします!
清原果耶(お絹 役)
今日は記念すべき映画の初日にお越しくださいまして、本当にありがとうございます。今日からたくさんの方々にこの作品が届くということが嬉しくて光栄で、緊張する気持ちでいっぱいでワクワクしてます。
中川大志(弥吉 役)
皆さんありがとうございます。初日に朝からたくさんのお客様に劇場でご覧いただいて嬉しく思っております。僕も大きいスクリーンで見たいですね。皆さんが羨ましいです。
映画を見終わった直後ということで、皆さんは見たばかりで、まだ鮮明にいろんな映像覚えていらっしゃると思いますので、いろいろとちょっとお話できたらなと思います。
よろしくお願いいたします。
市村正親(長兵衛 役)
いいなと思ったのは、皆さんは見終わった後なので、客席から来る「見たぞ!」「今見終わったぞ!」という圧がすごく来るので、やっぱりこの映画に出演させてもらって本当に良かったなと思っています。
今度はですね、そこの一番いい特別席みたいなところ(=プレミア・ラグジュアリー・シート)で、ぜひこの映画を見たいなと思っています。どうぞよろしくお願いします!
國村隼(萬屋源兵衛 役)
こんなにたくさんお越しいただいてありがとうございます!(照明の)逆光で皆さんの顔はよく見えないんですが、(映画は)満足してくれたかな?
(会場拍手)
國村隼
ありがとうございます。
今日に限らず、お友達をお誘い合わせの上で、また何回でも来てくださいね。今日は短い間ですがよろしくお願いします。
白石和彌監督
初日を迎えられてこんなに嬉しいことはありません。朝から見てくださって本当にありがとうございます。これからたくさんの人により見ていただけるよう、まだまだ上映を続けながら、みんなで力を合わせてやっていきますので、引き続き、皆さん応援よろしくお願いします。
■おっさんずラブみたいなところもある作品です!?
‐草彅剛の時代劇ということで手応えもあったんじゃないでしょうか?
草彅剛
そうですね。今だから観る意味があるような作品になったかなと思っています。たくさんの作品がある中、時代劇には若い方の足が遠のいているとか、あまり得意じゃない方もいらっしゃるということを小耳に挟んだりします。そういう中、逆に今、この作品を皆さんにお届けすることに意味があって、こんなにいろいろテクノロジーが発達している現代ですけど、一つ一つ言葉に重みがあったりとか、そういう重厚感がしっかりとした作品に出演できたことを幸せに思っています。
‐時代劇に興味が無い人でも、草彅さんが出演されるということでご覧になる方もたくさんいらっしゃると思うんですよ。
草彅剛
そうですね。中川大志くんや清原果耶さんの若いグルーブもあって、(右横の市村&國村を見て)先輩の方々も出ているので、若い方から年配の方まで、世代問わず楽しんでいただける作品だと思っています。
國村さんとのラブストーリーもあるので。
國村隼
(客席に向かって)皆さんはもうご覧になってますもんね。そうなんですよ。
草彅剛
だから、おっさんずラブみたいなところもある作品です。
國村隼
僕の片思いやけどね(笑)
草彅剛
この2人は一番精神的に仲良くなっているのかなというところもあります。色んな感情がある作品なので、沢山の方に見てもらいたいなと思っています。
‐今、ラブという言葉が出ましたが、囲碁を指す場面ではライバルでもあるわけですよね。
草彅剛
そうですね。囲碁を通じて、人間関係の距離が近くなっていったりするのがすごく面白いなと思っています。
(客席に向かって)僕、囲碁のルールが分からないんですけど、囲碁が分からない方も皆さん楽しんでいただけましたよね?
(会場拍手)
草彅剛
皆さんも囲碁は分からないですよね?
大志くんが昼寝してるシーンとか素敵でしたでしょ? 大志くんのウチワを持っている方もいらっしゃいますが、どうでしたか?
中川大志
昼寝でしたっけ?
草彅剛
あ、夜寝か。
中川大志
夜寝ですね(笑)うたた寝してしまって。
草彅剛
ほのかなラブストーリーもね。
中川大志
そうですよ。こちら(清原さんとのラブストーリー)もありますので。
草彅剛
いろんなのがあるんですよ。
■囲碁のルールはまったく分からないんですよ
中川大志
格之進さん、囲碁のルール知らなかったんですね?
草彅剛
僕ね、囲碁のルールはまったく分からないんですよ。(碁石を)置くところだけわかっています。
國村隼
確かにね。そこだけはちゃんと教えてもらったからね。
草彅剛
國村さんは囲碁のルールは?
國村隼
僕もぜんぜん分からない。
草彅剛
置くところだけ分かっている2人でね。
(清原&中川の)2人はルールが分かっているんですよ。
中川大志
ちょっとずつですけど、小さな盤面で練習しまして。
(草彅さんと國村さんは囲碁のルールを知らない)とは思えない緊張感のある対局シーンでしたけれども。
草彅剛
僕はお客さんの気持ちと同じですよ。囲碁は分かんなくても、この作品に没頭できるぞという、自分の役作りとして。
中川大志
お客さんの気持ちになってと?
草彅剛
そうなんです。
ところで、この作品のオープニングは江戸時代の碁盤のアップから始まりますよね。すごいですよ、江戸時代から持ってきているんですから。
中川大志
あの碁盤がすごいやつですよね?
白石和彌監督
碁盤も碁石も江戸時代に作られたものをお借りしました。
中川大志
すごい貴重な?
白石和彌監督
そうです。
草彅剛
そうなんですよ。ね、だから何だって話ですけどね。
(会場笑)
‐この映画をもう一度見た方は、「なんだ囲碁のルールを全然知らないんだ」って思える楽しさもあるかもしれないですね。
草彅剛
でも囲碁のルールの話じゃないですから。それ(囲碁対決)をお借りして人間模様を描いていくという作品なので、(お客さんの)皆さんは宣伝部長なので、囲碁が分からない方でも楽しめますよと一言添えていただけると、皆さん関心持っていただけると思うので、是非よろしくお願いします。
(会場拍手)
■何としてでも止めなきゃ!
‐ほんわかしたシーンもある中、緊迫したシーンもあります。中でも、格之進が切腹しようとするところを、お絹が必死で止めるシーンが印象的でしたが、どういう気持ちで演じられましたか?
草彅剛
(清原に向かって)どうでしたか?
清原果耶
いやぁ、止めなきゃなぁと思ってました。
(会場笑)
草彅剛
そうだよね。
清原果耶
現場で草彅さんが格之進として生きられているをずっと隣で見ていたので、何としてでも止めなきゃとしか思ってなかったんですけど、あのシーンは私が叫ぶシーンだったんですけど、叫び過ぎて声を枯らしてしまってご迷惑をかけたので、今ここで謝らせてください。すみませんでした。
草彅剛
いえいえ。いろんな方向から撮るので、全身全霊で出し惜しみすることなく、清原さんのこの細い肉体から発するエネルギーを僕は感じて、あそこのシーンは本当に演じきることが僕もできて、こちらこそ感謝しています。
清原果耶
ありがとうございます。
草彅剛
とんでもない。ほんとに素晴らしいんですよ、清原さんは。
でもあのシーン、どんな父親だよ、昼間からね。よく考えると酷いやつですよね。手紙渡して。あの後、そうなっちゃったら、どうしちゃったんだろうなと思って。
僕は客観的に格之進はどうしようもない父親だと思いながらもやってたんですけど、清原さんが叫んで止めてくれたので、あそこでそうなってしまうとストーリーが終わってしまうので良かったです。ほんとに。
清原果耶
止められて良かったです。
草彅剛
監督、あのシーンは京都のロケで撮ったんですよね。
白石和彌監督
腹を切るにも所作が色々あって、そこは気合い入れてやりましたよね。
草彅剛
懐かしいですね。
白石和彌監督
まだ寒かったですよね。
■ダブルミーニングの気持ちで演じてました
‐市村さんは念願の白石監督作品出演だったとか。
市村正親
白石監督の作品はいろいろ観ていますけれども、かなりグロというイメージがあって、腕が切れたり、頭が切れたり、すごい映画を作る人だなと思って、でもやっぱり引き込まれていって。
この話をいただいたときに、どこで切られるのかなと思ったんですけども、衣裳合わせのときに初めて監督とお会いしたとき、すごく柄が美しい着物の衣裳を着せてくれて、あれを着た瞬間にもう僕は長兵衛の気分になっちゃって。役者だから衣裳を着るとすぐにその気になっちゃうんですね。
でも、相手役は剛くんだし、こんなにも素敵な仕事はないなと思って、また今後ともよろしくお願いします。
草彅剛
こちらこそよろしくお願いします。
‐劇中の市村さんはとても楽しそうに見えました。
市村正親
バレちゃいました!?
あの、長兵衛が格之進と初めて会うシーンで、最初、この人誰?っていうぐらいヒゲもボウボウで顔が違って見えたので、長兵衛としては助けるんですけれど、僕は、市村としても剛くんをなんとかしてあげないとと思って、そういう意味ではダブルミーニングの気持ちで演じてました。僕は、格之進じゃなく、剛くんを助けるためにこの映画に出たんだっていう気持ちに。
草彅剛
僕もね、そんな気持ちでした。
(会場拍手)
草彅剛
役を越えて、市村さんが僕を助けてくれるのかっていう顔をしていました。
市村正親
ありがとうございます!だから楽しかったです。
草彅剛
そういう気持ちでこの映画を2度、3度観ていただいたら、楽しみ方も変わってくると思います。
■「忘れてはおらぬな」をまさか忘れてしまった?草彅剛
‐宣伝で何度も使われている格之進の「忘れてはおらぬな」というセリフのシーンがありましたけれども。
草彅剛
そんなシーンありました?
1番のやつ?2番のやつ?それとも3番のやつですか?僕は1回しか言っていないですよね、監督?
白石和彌監督
そのはずですが、何の話をしてるんですか?(笑)
(中川大志さんは)「忘れてはおらぬな」って言われましたよね。
中川大志
はい、大きな門の前でのシーンですよ。雪降る中の。
草彅剛
「忘れてはおらぬな」・・・?
中川大志
草彅さんが忘れているようです!
(会場笑)
中川大志
僕が、バーッを走ってくるシーンです。
草彅剛
え?走って来ました?
中川大志
僕、土下座して、すみませんでした!っていうのがあったじゃないですか。
草彅剛
僕、音尾(琢真)くんとは走りましたけどね。
白石和彌監督
音尾くん?
草彅剛
あ、音尾くんじゃない、奥野(瑛太)くんだ。
(中川くんとは)一緒に走ってないですよね?
中川大志
一緒には走ってないですけど(笑)、その後を追ってきて、でも間に合わなかったという。で、すみませんでしたっていうシーンがあります。
草彅剛
それは・・・
みなさん、そのシーンが良かったですか?
白石和彌監督
一番気合いが入った芝居だったじゃないですか。
草彅剛
全部にけっこう気合が入っているんで・・・
全部忘れているわけじゃないんですけどね。そこがクライマックスということで?たぶんそこは最後の方のやつで、みんなの気持ちを私が忘れてないということで。
(國村隼の方を向いて)ですよね?源兵衛さん。僕は源兵衛さんのことも忘れてないですよ。
中川大志
源兵衛さんはそのシーンには出てないです(笑)
國村隼
忘れるも何もそこには私はいないんで。
草彅剛
その後、萬屋ですよね?
國村隼
そうそう。
草彅剛
僕ももう1回観ます!けっこう前に観たので、その後いろんな番組に出て、忘れてしまいました(笑)
‐是非是非。宣伝チームとしてはそのシーンはとても素敵なので。監督もやっぱりそこへの想いは強いですよね?
白石和彌監督
そうですね。(斎藤)工くんをあんなことにしちゃって、荒ぶった状態であのセリフが出るんで。
中川大志
しかも実はスタジオなんですよね。あの橋が。
(会場からどよめき)
中川大志
スゴくないですか?ロケじゃないんですよね。
白石和彌監督
そうなんです。あれはすごい橋で、昔の名作映画があるんですけれど、それと同じ橋を作ったんです。日本の映画のある種歴史の一場面みたいな感じで作りたかったんです。
そこで草彅さんに一番カッコ良いセリフを言ってもらいました。
草彅剛
光栄でございます!
(会場拍手)
草彅剛
美味しいところをいただいてしまって光栄です!
國村隼
覚えてないのに(笑)
市村正親
忘れてるくせに!(笑)
草彅剛
もう1回観ます!劇場で!今日この後観たいです!
‐今日はこの後も舞台挨拶で周りますので。
草彅剛
どっかで観ます!
■撮影の合間に囲碁アプリの対戦してました
‐親同士のトラブルがきっかけで2人の恋物語を感じさせる内容でもありますが、撮影中のエピソードと言いますか・・・
草彅剛
ハイっ!?
‐清原さんと中川さんにお伺いしたいです。
草彅剛
(清原&中川を見て)リアクションして!
(MCの)武田(祐子アナウンサー)さん、誰に聞いているのかなって思って(笑)
中川大志
そうですね。僕たちのほのかな、
清原果耶
ほのかな、
中川大志
ストーリーもありまして。
そうですね、清原さんとの共演は何度目ですかね?
清原果耶
よん?
中川大志
四度目になるんですけども、今回もまったく違う役どころで、時代劇で。
先ほども話にありましたが、撮影の合間に、囲碁を先生に教えていただきまして、弥吉とお絹も囲碁を始めるというお話なので。
清原果耶
はい、やってました。
中川大志
アプリでもできるんですよね。
清原果耶
ね。
中川大志
スマホのアプリでもできるので、それぞれが練習したり、撮影の合間はセットの端っこの方で(囲碁の練習を)やりましね。
清原果耶
ずっとやってました。
中川さんがほんとに強くて、負け戦でした。
中川大志
で、たまに草彅さんが覗きに来られて。
‐(囲碁の)ルールがわからない草彅さんが?
草彅剛
傍から見ると、美男美女が囲碁をしている姿は絵になりますよね。カッコイイね!
中川大志
(草彅さんが)にこやかに覗いて、何も言わずに去っていく。
清原果耶
(笑)
草彅剛
楽しそうだなって思って。
囲碁の先生が教えて来てくれたんですけど、僕はルールは大丈夫だって言ったら、ショボンとしちゃって。機嫌損ねちゃったなって思ったら、2人が食いついてくれたんで、助かったぁ!って思って。急に先生はニコニコして。
ほんとに、いつも2人には言うんですけど、ありがとうってね。
僕は(碁石を)置くところだけでいいって言っちゃってさ。ああいうのはちゃんとしないとダメですね。教えてくれる方もいるので。
すぐに言っちゃうんですよ。いつもアッ!って思うんですけどね。だから2人は大人ですよ。2人もほんとに賢い!
中川大志
でも、囲碁は分かってくるとほんとに面白いです。難しいっていうイメージがあったんですけど、楽しいです。
■「白黒ハッキリさせたいこと」「これだけは譲れないもの」
‐囲碁は白と黒がハッキリしてますけれども、草彅さんが囲碁のように白黒ハッキリさせたいことは?
草彅剛
そんな世界って囲碁しかないですよね。大体(世の中の)ものごとってグレーじゃないですか。グレーも必要なんですよ。帳尻を合わせるために。大事なことなんですけど。
だから白黒の世界は囲碁だけだということで、やっぱり見たことのない世界が映画に描かれているんじゃないでしょうか。
‐うまくまとめていただいてありがとうございます。
(会場拍手)
‐清廉潔白な格之進のように、譲れないものはありますか?
草彅剛
監督はなにかありますか?
白石和彌監督
僕はずっと映画の世界でやってきて、映画に育てられたと思っているので、映画って楽しいよっていう気持ちだけは誰にも譲れないですね。
草彅剛
ほぉ~、さすが!
‐國村さんの譲れないものは?
國村隼
私は格之進さんのようなポリシーは何も無いので、いつも譲りっぱなしです。
草彅剛
そうなんですか?
國村隼
はい。なんぼでも譲りますよ。
草彅剛
その懐のデカさはやっぱり國村さんの演技に繋がってきている?
國村隼
懐も何もありませんよ。
草彅剛
一緒に演技をさせていただいていると、國村さんはご自分のセリフをサラっとおっしゃるんで、もう僕の番だって思って。ほんとにスゴイんですよ、國村さん。流れのようで、あっ!僕だ!っていう焦りで僕はいつも役に入らせてもらうんです。
‐そういう緊迫感が生まれると。
草彅剛
そうなのかもしれません。
だから、セリフの終わり尻は、ちゃんと白黒がわかってないとダメですね。私がね。
‐市村さんの譲れないものは?
市村正親
やっぱり納豆はね、100回かき混ぜてから、ほんとにイイ泡になったところでお醤油を入れるんですよ。そこからまた50回くらい混ぜます。これは譲れないですね。
草彅剛
(納豆は)腸にもいいですからね。腸活ですからね。
市村正親
その割にはこの間、腸を悪くした(笑)
草彅剛
(笑)
納豆いいですねぇ。僕もそれがいいな。僕も同じにする!
大志くんの譲れないものは?
中川大志
写真ですね。最近、白黒写真が好きなんですよ。撮影中も、監督と草彅さんとカメラの話で盛り上がって、で、音尾琢真さんがカメラを現場に持ってきていらっしゃって、僕もまんまと口車に乗せられて、購入しました。
で、いろいろ写真を撮ってて、ほんとに、草彅さんも、國村さんも、果耶ちゃんのことも写真を撮らせてもらって。で、また扮装している状態を白黒写真で撮ると、カッコイイんですよね。セットの中で着物を着ている姿を。
なので、写真ですね。
‐清原さんは?
清原果耶
白黒ハッキリさせたいことで言うと、私は花粉症なんですけれど、最近すごいクシャミとかノドがゴワゴワするなぁって思ってたら、「それは黄砂なんじゃない?」って言われて、どっちなんだろう?って思って、それを白黒ハッキリさせたいです。
中川大志
京都は辛かったよね。
清原果耶
辛かった!めちゃめちゃ辛かったですよね。
中川大志
草彅さんも(鼻水が)大変でしたもんね。
草彅剛
黄砂かもしれないんだ。それはやっぱり原因は白黒ハッキリさせたいですよね。治療法も変わってきますからね。
■最後にメッセージ
草彅剛
皆さん、本日は朝早くから見ていただいて、誠にありがとうございました。
今日から公開になるということで、最後のカットを撮ったのも今鮮明に覚えていまして、1年以上前になりますかね。奥野くんと橋のところを走っていくのが僕の最後のシーンだったんですけれど、撮ったのがですよ。
だから、最後のカットを撮り終えて、もう1年以上経つ作品がようやくこうやって今日、皆さんに届けられるということで。僕がこの1年間、どんな想いをして、こうやって今日に至るのかななんて、今朝、考えたりしましてね。楽しいこともたくさんあったりとか、嫌なことも少なからずあったりとか。
この映画に映し出されている僕たちというのは、もう帰ってこないわけで、もしかしたら今じゃその演技もできないですし、その瞬間その瞬間、僕たちが生きているものをこの中に思い切り込めて、皆さんに届けたい一心で作り上げたもので、本当に古き良き時代の中に、今忘れている何かいい魂っていうものをみんなで作っている気持ちもあります。
それ以外にも本当に娯楽映画としても楽しめる作品になっていると思うので、この映画を観て少しでも心が和やかになったり、何か感じていただけるものがあると、僕らは嬉しく思いますので、皆さん今日から『碁盤斬り』をよろしくお願いします。
‐ありがとうございます。皆さん、是非「#碁盤斬り」で拡散をお願いします。
草彅剛
「ご飯を切る(ごはんきり)」じゃないですよ。「#碁盤斬り(#ごばんぎり)」ですから、ちゃんと点を入れてくださいね。言い続けますからね。香取くんからは「止めろ」って言われてるんですけどね(笑)
‐漢字の方のハッシュタグは少し難しいかもしれませんもんね。
草彅剛
そうなんですよ!なので、いっそのこと「ごはんきり」でもいいですけどね。
‐いえいえ(笑)ひらがなのハッシュタグもありますので、ぜひ皆さん「#ごばんぎり」もお使いくださって拡散していただけると嬉しく思います。そして映画口コミサイトFilmarks(フィルマークス)も大事ですので。
草彅剛
では皆さん、是非宣伝部長として、なにかやってくれると、力強く、心強く思いますので、よろしくお願いします!
ありがとうございました!よろしくお願いします!
■フォトギャラリー
[記事・写真:三平准太郎]
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監督 白石和彌(『孤狼の血』『孤狼の血 LEVEL2』『死刑にいたる病』
脚本 加藤正人(『日本沈没』『凪待ち』)
製作:木下グループ CULEN
企画:フラミンゴ
制作プロダクション:ドラゴンフライエンタテインメント
配給:キノフィルムズ
©2024「碁盤斬り」製作委員会
公式HP:https://gobangiri-movie.com
公式X:https://twitter.com/gobangiri_movie
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