1993年に放送されたテレビアニメ版では、桜木花道役を草尾毅、赤木剛憲役を梁田清之、流川楓役を緑川光、三井寿役を置鮎龍太郎、宮城リョータ役を塩屋翼が務めていたが、今回の映画ではキャストが一新された。 これは東映アニメーションの公式YouTubeチャンネルで放送された特番内で発表されたもので、キャラクターボイスが入った映像も公開された。
特番に出演した宮城役の仲村は「オーディションから2年が経過しているのですが、みなさんにお伝えできるのがうれしいです。親にも言ってないですから(笑)」と照れ。
桜木役の木村は「収録は時間をかけて行った。『ついにこの日が来たか…』と、みなさんのリアクションが気になりますし、緊張している…」と笑いを誘った。
『スラムダンク』は、『週刊少年ジャンプ』で1990年42号から1996年27号まで連載していたバスケットボール漫画が原作。湘北高校バスケ部に入部したバスケ初心者の主人公・桜木花道が、チームメイトの流川楓との衝突や強豪校との試合の中で才能を急速に開花させていく姿が描かれている。
手に汗握る試合の描写やバスケに青春を懸ける登場人物たちが、読者の共感を呼び圧倒的な支持を受け、国内におけるシリーズ累計発行部数は1億2000万部を突破。1993年〜1996年にテレビアニメが全101話放送された。
新作映画では、監督・脚本を原作者の井上雄彦氏、アニメーション制作は東映アニメーション/ダンデライオンアニメーションスタジオが担当する。
映画について井上氏は10月に自身のブログにて「映画を作り始めてから数年が経ち、いよいよ完成が近づいてきました」と報告しており、「今回の映画は新たな視点で描いたスラムダンクと言えます。キャラクターたちの新たな絵を描く時のように、何度も描いてきたはずだけど初めて出会う人のように、この映画も新たな命のようなものを持つことを願って取り組みました」と説明。
「知らない人には初めての、知ってる人には、知ってるけど初めて見るスラムダンク。そんな感じで気軽に楽しんでもらえたら嬉しいです。制作はいよいよ最後の上り坂をスタッフ皆で登っている最中です」と思いを伝えていた。
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