将棋の第95期棋聖戦五番勝負(産経新聞社主催)第1局が6日、千葉県木更津市で指され、藤井聡太棋聖(21)が挑戦者の山崎隆之八段(43)に90手で勝ち、好スタートを切った。4連覇中の藤井棋聖がシリーズを制すると永世棋聖(通算5期)の条件を満たし、初の永世称号資格を手にするとともに、中原誠十六世名人(76)の持つ永世称号資格獲得の最年少記録(23歳11カ月)を1歳以上塗り替える。
山崎八段は変幻自在な指し回しで相手を翻弄(ほんろう)する実力者で、NHK杯将棋トーナメント優勝2回など棋戦優勝8回を数える。タイトル獲得はなく、タイトル戦登場は2009年9月の王座戦以来約15年ぶり2度目となる。
終局後、藤井棋聖は「駒組みは後手番としては不満がなかったが、斬り合いになって判断の難しい局面になった気がした。まずはいいスタートを切ることができた」と振り返り、山崎八段は「藤井棋聖が相手なので普段より踏み込まないと勝ち目がないと思ったが、予定と違う戦いになったところで弱気になってしまったのはよくなかった」と反省の弁を述べた。
永世称号は、一つのタイトルを規定回数(永世名人は通算5期、永世王将は通算10期など)獲得すると資格が与えられる。名乗るのは原則として引退後だが、谷川浩司十七世名人(62)が還暦を機に襲位するなど、現役のうちに使うケースもある。【丸山進】
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