将棋の最年少7冠、藤井聡太王位(竜王・名人・叡王・棋王・王将・棋聖=21)が佐々木大地七段(28)の挑戦を受ける、「伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦7番勝負第5局」が23日、徳島市「渭水苑」で再開した。シリーズの対戦成績は藤井の3勝1敗。王位4連覇にあと1勝と迫る藤井が7冠を堅持し、8冠全制覇へ弾みをつけるか。初タイトル獲得を目指す佐々木が連勝で踏ん張るか。注目の一戦となる。
藤井は前日と同じ和装姿で午前8時48分に現れた。両対局者は記録係が読み上げる前日の手順を盤上に再現した。立会人の立会人の中村修九段(60)が佐々木の46手目の封じ手を開け、読み上げた。前日に2時間4分の大長考した封じ手は1筋への角打ち。予想外の勝負手だったのか、藤井は長考に沈んだ。
王位戦は全国を転戦し、1局を2日かけて戦う持ち時間各8時間の7番勝負。先に4勝を挙げた方がタイトルを獲得する。昼食休憩を挟み、対局は夜までに決着する見込み。
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