趣里がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ブギウギ」(月~土曜前8・0)。梅丸楽劇団(UGD)で活躍する主人公の歌手、福来スズ子(趣里)に弟子入りを志願してくる女性、小林小夜役を演じる富田望生(みう、23)が、同局のオフィシャルインタビューに応じた。
小夜は福島の出身。スズ子のような歌手になるのが夢で、弟子にしてほしいと訪ねてくる。富田自身も福島県の出身で、親近感を感じて演じているようだ。
--「ブギウギ」への出演が決まったときの気持ちは
「制作が発表されたときからこの作品に参加したいと思っていたので、出演が決まったときは『来たーっ!』という感じでした。笠置シヅ子さんの楽曲は、私の世代でも聴いたことがあるくらいなじみがありますし、私の曽祖母は戦争まっただ中を生きた女性で、歌に支えられたという話をよく聞いて育っていたので、この作品に参加できることがとてもうれしいです」
--脚本や自身の役柄について
「台本を読ませていただき、最初の小夜の第一声を読んだ瞬間に、映像がバーッと広がるような感覚がありました。私の地元である福島のことばを使う小夜ちゃんにとても親近感を感じますし、自分自身と近い部分もあって、なんて奇跡のような役なんだろうと思っています。自分が小夜と似ているところは、とにかく行動してみるところです。『やりたいと思ったことはやってみる』という部分は、私の性格と同じですね。
福島ことばに関しては、小夜のセリフにある『○○してくんちぇ』(○○してください)は使っていました。同じ福島の中でも、浜側と内陸側では発音などが違っていたりするのですが、スタッフの方からは、私の出身地のことばで大丈夫ですと言っていただけたので、ことばに関してはストレスフリーです」
--スズ子を演じる趣里の印象は
「もう、最高です! ヒロインは本当にものすごく大変だと思うんです。スケジュールもそうですし、スズ子はいろいろな出会いや別れを繰り返す人生なので、つらいシーンも多いと思うんです。でも、趣里さんは本当に太陽のような方で、すぐにニコッと笑ってくれて毎回心を射ぬかれているような感じです。きっと、これが人々を魅了する力というか、オーラというか、心というものなのかと思いました。人を射ぬく力、つかむ力、人を付いてこさせる力というか、こっちが付いていきたいと思ってしまう、そんなパワーを持たれている方だと思います。本当に、目が合うたびに、『まぶしい! すてき!』と思っています!」
--視聴者へのメッセージを
「風とか香りとか、想像をかきたてられるような作品になっていると思います。その香りや空気を身近に感じるように、福来スズ子という一人の人間も身近に感じられる作品になっていると思うので、そこを楽しみにしていただけたらと思います。ステージ上で盛り上がっていく空気も、実際にテレビの前で見ている方も同じように劇場でスズ子を見ている気持ちになるくらい、とても迫力のある、パワーのある作品になっていると思います」
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